ようやく、再会できました。
最後に会ったのが何処だったかは、覚えてません。
けれど、ここで再会できた気がします。
涙にも色々種類があります。
正直なところ、名前とかはどうでも良いです。
けれど呼び名があったほうが、コミュニケーションが取りやすいので、聞いてみました。
発音は人それぞれだそうです。
この作品が出来るまでの経緯
名前って何だろう、と考えることがある。
言語によるコミュニケーションがメインである私たちにとっては、名前がないと会話も何も成立しない。
きっと、非言語のコミュニケーションを操る人々にとっては、名前や固有名詞なんてどうでもよくなってしまうのだろうと思う。
目と目があった瞬間、それだけで心の交流が始まり、涙が溢れてしまいそうな。
地球に生きていても、そんな瞬間がたまにあったりもする。
それぞれに生えている触覚は、地球由来の生物のツノではあるが、彼女たちは、私たちによく似た異星人なんじゃないかと思う。