動物と一緒になりたい
サイボーグになるくらいなら
この作品が出来るまでの経緯
生き物には、必ず命尽きる時がくる。
人間でも動物でも植物でも、平等である。
そして生きていれば、命尽きる者を送り出す時もくる。
私が飼っていた犬も、そのうちの一人であった。
サイボーグのように永遠に生きることには、あまり興味がない。
マイクロチップを入れることも、トランスヒューマニズムになることも。
亡くなる前日、老犬だったはずの飼い犬が子犬のようなコロコロとした笑みをみせた。
年老いるようで、戻ってゆくのだろうか。
年を重ねるごとに、還ってゆくような。
そんな自然の摂理の中で生きてゆきたい。