あらゆる水晶デバイスの根源
君は貴重な宝石
この作品が出来るまでの経緯
水晶の中に閉じ込められると、きっとこんな感じだろうか。
そう思ったことが何度もある。
昔から、よくみる夢があった。
深い海の底に沈んだガラスの瓶、その中で静かに眠っている私
その姿を俯瞰の視点でみている、もう一人の私
瓶には蓋がされていないので、水が入り込んでしまっているけれど、何故か息苦しくはない。
むしろとても穏やかな気持ちで、寝息を立てている。
この夢は大人になってからはみることはなくなってしまったが、今でもこの夢の風景を思い出すと、何とも言えない不思議な感覚に陥る。
あぁ、そうか、これって水晶の中の世界と近いのかもしれない。
恐ろしく透明なクリスタルを見たとき、そう感じた。
水晶から見える世界は、どんなに美しいだろう。