楽譜をうまく読めるかい?
正しい音階で、正確なリズムで
上手に喋れないのは、楽譜がすらすら読めないのと似ている。
たくさんの愛が欲しいと言いながら、うまく受け取ることも出来ずにいる。
もらった音色を聴くこともなく、見ようとする。
けれど、私のほうも受け取ってばかりでは悪いからと、少しだけ磨きをかけた宝石を差し出す。
聴こえるといいなと、僅かばかりの期待を込めて。
Citrine, Amethyst, Aquamarine, Green berylにAmber… (聴こえるかな)
結局楽譜をうまく読めないから、私は私で私だけが読める楽譜を描き始める。
自分以外、誰一人読めずにいても構わないと思いながら。
いや、いつか、自分と同じ言語を持つ誰かが解読してくれるだろう。