今、私に残された時間はあとどのくらいだろう。
50年?
5年?
5ヶ月?
それとも、5日?
いやもしかしたら5時間の可能性もゼロではない。
どうしてもやり遂げなければならない使命がある。
別に誰かに強制されたわけでもなく、誰かにお告げをいただいたわけでもなく、自発的に、自然と湧き上がる強い意思で、である。
それは夢ともいうのかもしれない。
叶う夢、叶わぬ夢、努力の途中の夢、妥協してほんの少し路線変更した夢、他人のせいにして諦めた夢。
途中でやめてしまったら、必ず後悔が訪れることを知っている。
勝手に定めた私のミッションは、”目に見えない世界、そして地球に残したい理念を何らかの形に表現する事”
だからこの身が滅びるまで、絵を描き続けたいと非常に強く思う。
それは、うさぎがチョコレートを食べたい気持ちと似ている。
うさぎ達は、チョコを食べたら死んでしまうのに
他人からやめろと言われようと、危ないと注意されようと、やっぱり心惹かれるものには敵わない。
甘い甘いチョコレートが、食べたことのない者にとっても、魅力的に映るように。
奥底に揺るぎない信念があれば、きっと何ともないだろう。
だから、自分にとってのチョコレートを見つけたならば、迷うことなく食べる人生を選ぶ。
死ぬなんて結末は、最初から選択肢にないかのようにして。
そうすれば、うさぎも死ぬことはない。
但し、強い意思のあるうさぎに限る。